星野 光伸
Mitsunobu Hoshino
資格・役職
弁理士
博士(医学)/1999
取り扱い分野
特許
化学・材料/バイオテクノロジー
略歴
東京大学 理学部 生物化学科 卒業
東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専攻 修了
東京大学大学院 医学系研究科 分子細胞生物学専攻 博士課程修了
国立研究機関、国立大学医学部教員、IT系企業勤務を経て、現職。
研究内容
(1)広島大学で機械系を専攻し、機械力学、熱力学、流体力学、材料力学などを体系的に学びました。
(2)学士課程では、カーボンナノチューブなどの機能性材料を研究している研究室に所属し、酸化亜鉛のナノ構造体の作製と分析を行いました。
(3)修士課程と博士課程では、同研究室でフォトクロミズム(光を照射すると色が変わる現象)を示す金属酸化物の研究を行いました。安定的にフォトクロミズムを示す金属酸化物の作製からスタートし、当該金属酸化物を分析して、フォトクロミズムの発現メカニズムを考察しました[1, 2]。試料は、スパッタリングやスピンコート法などの方法により作製し、走査電子顕微鏡(SEM)、X線回折(XRD)、X線光電子分光(XPS)、ラザフォード後方散乱分光(RBS)などの分析を行いました。また、フォトクロミズムを示す金属酸化物の電池としての利用可能性を探りました。その他、オゾンによる酸化ニッケル膜の変色についても研究しました[3]。
[1] H. Takaki, S. Inoue, Y. Matsumura, Requirements for photochromism in double-layer metal oxide films, Chem. Phys. Lett. 732, 136620 (2019)
[2] H. Takaki et al., Understanding the mechanism of photochromism in double-layer metal oxide using X-ray photoelectron spectroscopy, Chem. Phys. Lett. 739, 136973 (2020)
[3] H. Takaki, S. Inoue, Y. Matsumura, Coloration-decoloration properties and mechanisms of nickel oxide films, Chem. Phys. Lett. 774, 138624 (2021)
《ひとこと》
理学系および医学系両方の研究経験、ならびにIT系企業での勤務経験があるキャリアを生かして、お客さまのご希望に沿ったご提案ができるように努力してまいります。