【初学者向けシリーズ】特許協力条約(PCT)概論 解説動画

2025.02.14

特許協力条約(Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願とは、PCTに基づく1つの出願を受理官庁(Receiving Office)に対して行うことにより、すべてのPCT締約国(2024年11月現在で158か国)に同時に出願したことと同じ効果を与える出願制度です。
PCTは、特許に関する出願書類の方式を統一化し、多数国同時出願を可能とすることで、出願人及び各国特許庁の重複労力の軽減を図ることを目的としています。
かかる目的の下になされた国際出願については、国際調査機関(International Searching Authority)によって国際調査(先行技術調査)に関する報告(International Search Report)が作成され、国際事務局(International Bureau)によって国際公開がなされ、出願人が国際予備審査機関(International Preliminary Examining Authority)に請求することにより、新規性・進歩性・産業上の利用可能性について国際予備審査報告(International Preliminary Examination Report)が作成されます。
なお、特許庁のホームページでも、詳しい説明がなされています。

・PCT国際出願制度 | 経済産業省 特許庁
・国際調査及び国際予備審査


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