RYUKA国際特許事務所 > 採用情報 > 所員インタビュー

高野 佑磨

第7国内技術部所属
 弁理士/博士(理学)
2022年RYUKAに入所
高野佑磨

[1]RYUKAへ入所を決めた理由は?

募集要項に「博士卒」が明記されていたことです。他の多くの特許事務所が「修士卒以上」を掲げている中で、博士号まで取得した(取得する)自身のそれまでの努力が正当に評価されると感じられたからです。特に、博士号取得までの過程で身につけた論理的思考力や表現力などを評価し、特許業務が未経験であっても快く歓迎してもらえる雰囲気がありました。

また、初任給として提示していただいた額も他所(特許事務所のみならず、メーカなども含む)に比べて高く、「自身のそれまでの努力が正当に評価される」ことをより一層感じられました。


[2]現在の具体的な業務内容は?

電機系の発明の特許明細書の作成、および、特許庁からの拒絶理由通知に対する応答を主な仕事としています。自分がかかわった発明が特許されたときや、クライアントからお褒めいただいたときに、やりがいを感じます。


[3]特許コンサルタントとは?

クライアントの要望に100%応えることを前提として、120%のアウトプットを提供することが重要であると考えています。

そのため、日ごろからクライアントとのコミュニケーションを大切にし、各選択肢に対するメリット・デメリットを共有しながら、よりよい選択を促すことを心がけています。


[4]RYUKAに入ってよかったこと、悪かったこと

入所理由にも挙げた通り、実際に働いている体感としても「正当に評価される」ことを感じています。入所理由で挙げた「自身のそれまでの努力」だけではなく、入所してからの努力や成果も正当に評価されていると感じます。

事務所の制度や運用として時折不満に感じることもありますが、とても風通しがよいです。改善案を提案すると、所長も含むリーダの会議の議題に挙げてもらえる場合もあるので、事務所全体としてよりよい方向に進んでいくことが感じられます。


岸村 智太

第7国内技術部所属
 弁理士/博士(理学)
2021年RYUKAに入所
岸村智太

[1]RYUKAへ入所を決めた理由は?

HPを参照して「特許ビジュアライゼーション」という他の事務所にはない発明発掘活動が記載されており、それに興味を持ったことが、きっかけの一つだったと記憶しています。博士課程の研究では、専門分野を究めることはもちろんですが、関連する複数の分野について領域横断的に知見を深めることも要求されます。私の場合は専門分野から少し外れた論文を読むのも好きだったので、自分の知識が「特許ビジュアライゼーション」に活かせるかもしれない、と思えました。


[2]現在の具体的な業務内容は?

中間業務(特許庁からの拒絶理由に対応する)と出願業務(発明者から発明内容をヒアリングし出願書類を作成する)の比率が2:1ぐらいの割合です。主に電池や半導体などの電気電子分野を担当しており、たまに情報・通信分野も担当します。専門のバイオ分野の比率はまだまだ低いので、これから増やしていきたいと思っています。


[3]RYUKAに入ってよかったこと、悪かったこと

自分のペースで目標を設定できるので、無理なく少しずつ仕事を覚えられることです。また、全ての案件をリーダとマンツーマンで処理するので、各書類の書き方や拒絶理由に対する検討の仕方を覚えるのが早い点も弊所の良い点だと思います。現状、給与面や人間関係にも不満はないので、悪かったことは思いつきません!


[4]最後に就職活動中の方に一言

就職活動は、自分を見つめなおすいい機会だと思います。私自身も、博士課程の経験を活かせるのは研究開発だろうと考え、まずは研究職志望で就職活動を開始したのですが、就職活動を続けるうちに「実験・研究が好きなだけで、得意ではない」「知的好奇心が強く、自分の研究と同じくらい他人の研究成果や教科書等を読むのが好き」「ゼミでの論文紹介が苦ではなかった」等の自分の特性に気が付き、そこで特許事務所へと舵切りをしました。中々ない機会ですので、是非、自分の内面と納得するまで向き合って、悔いのない選択ができることをお祈りしています。


阿部 かおり

翻訳部所属(地方より遠隔勤務)
7年ほどフリーランスの翻訳者として活躍後、
2023年にRYUKAに入所

[1]RYUKAへ入所を決めた理由は?

主な理由は、リモート勤務が可能だったことです。私は7年ほどフリーランスの翻訳者として働いてきました。一人で日々翻訳作業をしていると、どうしても閉鎖的になってしまいます。自分が翻訳している案件が、どんな人によって書かれてきたのか、どんな人の手を経て流れてゆくのかを知りたいと思いつつも、フリーの翻訳者はなかなかそのような情報を知ることができません。一方特許事務所では、出願人や特許庁との距離が近く、翻訳の意義や大切さをより強く感じられると思っていました。そのため、事務所に所属して翻訳者として働きたかったのですが、私は地方在住のため通勤できるような特許事務所が近くになく、フリーで働くという選択肢しかないのが現状でした。そんな環境が、ご存じの通り新型コロナの影響で大きく変化しました。RYUKAの求人に「遠隔地でも勤務可」と記載されていたので、ぜひここで働きたいと思いました。私のような地方在住者でも事務所で働ける機会が得られたのはとても幸運だったと思っています。


[2]現在の具体的な業務内容は?

外内翻訳、内外翻訳、対比チェックが主な業務です。訳した文書を技術者の方にチェックしていただいて修正したり、細かな体裁を整えたり、図面を発注したりといった作業もあります。また、出願の準備段階ではお客様とのやり取りが発生します。とても緊張する瞬間ですが、特許出願という業務に直接携わっている実感が得られ、自分の翻訳でお客様の出願業務に貢献したいという思いが湧いてきます。


[3]特許翻訳のやりがいとは?

特許翻訳には独特なルールがあり、それが制約となって訳しづらいことも多々あるのですが、そんな制約のなかでも整合性の取れた訳文を作れたときに喜びを感じます。非常に細かなニュアンスの違いで修正が必要になったり、権利範囲に影響が及んでしまったりするので、訳文の作成にはとても気を使いますが、発明者の方や明細書を作成した技術者の方の想いをありのままに別言語に置き換えることができるような翻訳者を目指して、翻訳技術の向上に努めたいと思っています。


[4]RYUKAに入ってよかったこと、悪かったこと

悪いことは特に思いつきません。よかったことは、疑問点などを翻訳チームの皆様と共有できること、難しい箇所を技術者の方に教えていただけること、お客様との距離が近く、翻訳の大切さを改めて実感できること、たくさんの優秀な所員の皆様からよい刺激をいただけること、たまに東京に出向く機会をいただけることなどたくさんあります。


[5]最後に就職活動中の方に一言

RYUKAでは、所員それぞれが自らのスキルを高める意識を持つことが重要とされています。特許翻訳者としても、所内での業務では、訳出のスピード、実務処理能力、コミュニケーション能力など、様々なスキルが必要とされます。これらの能力は、時代の流れに順応しながら翻訳業界を生き抜く上でも、必ず役に立つ能力だと思っています。RYUKAで働くことは、社員としてのメリットを活かしながら、翻訳技術を向上させ、特許実務の知識を得ることができるとてもよい機会だと思います。